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2013年9月3日火曜日

「自作でオーディオアクセサリーPart2 RCAケーブルキット」が発売されます!

月刊ステレオを購読されている方々はすでにお気づきだと思いますが、10/19に月刊ステレオ別冊「自作でオーディオアクセサリーPart2 RCAケーブルキット」が発売されます。これ、よーくみると・・・オヤイデ電気オリジナル PCOCC-A単線ケーブル 1mペア、ネジ止め式金メッキプラグ4個・・・と書いてあります。そう、そうなんです。このキットにはプラグとケーブルが特別付録として付いてきて、それらをオヤイデ電気が手掛けております。キット本のPart1にあたる去年の電源ケーブルキット本より、むしろ内容的にはパフォーマンス高いかもしれません!


これがそのRCAプラグとケーブルです。ここまで来るのには相当な苦労がありました。まぁオヤイデ電気はあくまでキットの製造元。黒子に徹しておりますので、いままで言いたくても黙っていたのですが、もう月刊ステレオに発売予告が載ってるし、アマゾンでも予約販売を開始しているので、ちょろっと情報解禁ということで。


ケーブルはPCOCC-Aの0.9mm単線の2芯ノンシールド線です。このPCOCC-Aが生産終了になろうというときに、ウン万メートルもこのケーブルを製作したもんですから、導体の入手はひやひやものでした。他のオヤイデの既存のケーブル生産を差し置いてまで、なんとかこのキット本のケーブルを予定通り製作しなければならない・・・ということで、導体の仲介業者の方にも、ケーブルのアッセンブル業者にもずいぶんと無理難題を聞いてもらいました。そして先月、ようやくキット本に足りる量のケーブルが完成しました!そもそもキット本の企画が持ち上がった時には、まだPCOCC-Aが生産終了になるなんて思ってもみませんでしたからね。なので、PCOCC-A生産終了が決まって、残りの導体量も限られることが分かった時、今年の春くらいのことですが、PCOCC-Aは止めてOFCにしようという話もあったのですが、せっかくなので最後の花道ということで、強引にPCOCC-Aで行くことになりました。


RCAプラグも、このキット本のためのオヤイデ電気のオリジナル設計によるコレットチャック式RCAプラグです。しかも作りやすさを考慮してハンダ無し、導体をネジ止めするだけで製作できてしまうというのが最大の売りです!ま、ケーブル端末をカッターやハサミで剥くという、最低限の加工は必要ですが。

実はこのRCAプラグ、細部にまで作りやすさと高音質と加工精度を追求しておりまして、原価の制約もあったのですが、できる限りのことをやっています。ま、手にとって実際に組み立ててみてください。たった3,885円/冊のケーブルですが、音質的には桁がひとつ多めについてもいいくらい、いわば3万円以上のクラスで十分に通ります。シールドレスにあえてしていることが音抜けの良さにつながり、ほどよい太さの単線であること、PCOCC-A導体であること、ケーブルの絶縁などにも音質に配慮されたエコシース材を使用するなど、シンプルかつ高音質を追求した構成であることが、音に好影響していると思います。

プラグもハンダレスですから作りやすいうえに、ハンダによる音質劣化を回避できるというメリットもある、プラス、マイナスともにネジ止め式を採用。また、かなり肉厚な真鍮削り出し本体に、亜鉛合金製のカバー、精度よくがっちりと締め付けられるコレットチャック式なので、ふろくにするのは惜しいくらいのRCAプラグです。ケーブル引き出し口も、ふろくのケーブルにぴったり合うよう設計されています。このキット本の特徴や苦労話はまだまだあるのですが、まぁ今日はこの辺で。


それでは10/19までしばしお待ちください。このキット本は全国の書店やネットショップのほか、オヤイデ電気秋葉原店でも販売予定です!いろいろと出版記念イベントも企画されているようなので、乞うご期待!

3 件のコメント:

  1. 今回はケーブルまでオヤイデ製のようですね。
    前回はケーブルがゾノトーンだったので3冊買いましたが、
    今回は6冊購入を目標にします

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  2. 「ACTRONIC DEVICE RCAケーブルの自作セット」とどちらを購入しようか、悩んでます。
    特長や違いなどを、教えていただけますでしょうか。
    お願いします。

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  3. コヤテンさま 今回のこのRCAケーブル企画、企画が持ちかけられた当初はPCOCC-Aが無くなるなんて思ってもみなかったので、あっさりとできるものだと思いきや、計画の途中でPCOCC-Aが無くなる事が知らされ、導体確保がヒヤヒヤものでした。いまや貴重なPCOCC-Aを使ったケーブル、しかも激安なので、ぜひ買いだめして下さい。まだオヤイデ電気秋葉原店にはキット本のストックが100冊くらいありますので。
    かず様
    アクトロニックデバイスはシールドありで、キット本のケーブルはシールド無しといった違いがあります。シールドは基本的に必要悪な部分もあり、できればないほうが良いと、個人的には感じています。シールドもアースに落とせれば話は別なのですが、アクトロニックデバイスのシールドは、銅箔に樹脂が片面貼付けられた薄いものなので、なかなかシールドをアースに落とすという芸当がやりにくいです。であれば、シールド無しのシンプルな構造のキット本ケーブルの方が、音質的にも濁り無くストレートでクリアーな音質が得られやすいと思います。かくいうアクトロニックデバイスも、もう在庫切れだったはずです。

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