このブログを検索

2014年5月19日月曜日

ついに発表!レコードスタビライザーSTB-MSXとSTB-HWXが6/10に発売開始!

 レコード愛好家のみなさん、長らくお待たせしました!本日、オヤイデ電気の新型レコードスタビライザーSTB-MSXとSTB-HWXが発表されました!見よこの勇姿を!カーボンFRPのブラックと、シルバーのメタルがとても美しいコントラストを描いています。こちらは重量440gの標準モデルSTB-MSX。お値段は旧モデルのSTB-MSと同じ定価18,000+税。そう、STB-MSXは旧モデルSTB-MSのリニューアルモデルなのです。なにが変わったかというと、従来のテキサリュームに換えて、カーボンFRPを天面と底面に採用したこと。それに、ウエイトを挟み込んでいる振動吸収用ソフトスペーサーを、従来のテキサリューム/EPDMゴムから、EPDMゴムに統一したこと。その他、金属部分の形状や寸法は旧モデルと全く同じです。しかし、天面が銀色から黒色に変わるだけで印象はずいぶんと違って見えるものです。皆さんは旧モデルと新モデルどちらが見た目にお好みですか?
 こちらヘビーウエイトモデルのSTB-HWX。重量740gのヘビー級スタビライザーです。こちらも旧モデルSTB-HWのリニューアル品として登場。音質的には旧モデルに比して高域の繊細感が増し、音の硬さをほぐした、より自然でニュートラルな傾向になっております。
 STB-MSXとSTB-HWXは、旧モデル同様に分解が可能です。ユーザーによる6個のウエイトの増減が可能で、好みの重量に変更できます。またSTB-MSXでは、オプションのSTB-CMにウエイト交換が可能。STB-CMの搭載で、よりハイスピードな音調にカスタマイズできるという、遊び心溢れる発展性を有しています。STB-MSX/STB-HWXの分解、組立は水平なテーブルの上などで行って下さいね。空中で分解すると、ウエイトがいきなり落下して怪我や破損を生じかねますので。
こちらレコードプレーヤーでの使用イメージ。オヤイデのヘッドシェルHS-CFとともに。うーん、かっこいいですな。STB-MS/STB-HWをすでにお持ちの方も、ぜひこのニューモデルSTB-MSX/STB-HWXをお試しになってみて下さい。

旧モデル同様、STB-MSX/STB-HWXもEPスタビライザーとしての機能を有しています。出っ張っている方を下にして、ドーナツ盤にセットするだけです。シルバーに輝く突起部分がドーナツ盤の穴にぴったりハマり、ドーナツ盤をがっちり押さえ込みます!EPアダプタは世にたくさんあれど、ドーナツ盤に質量を付加できるEPスタビライザーは、現行品にはほとんど存在しませんので、STB-MSX/STB-HWXはドーナツ盤コレクターにとって貴重な存在と言えます。これで、反り返って音飛びの激しいドーナツ盤も、反りが矯正されてきちんとトレース可能となります。

STB-MS/HWが発売されたのが2010年。STB-MS/HWは、MJ-12に続いて私が企画設計を担当したアナログアクセサリーです。これらSTB-MS/HWは発売以来順調に売れていたのですが、2013年にテキサリュームが生産中止となり、STB-MS/HWは生産終了に追い込まれました。しかし、国内はもとより海外でもSTB-MS/HWの人気は高く、復活を臨む声が多く聞かれました。そしてテキサリュームに替わる材料として目を付けたのは、材料の安定供給が可能で、かつ音質のさらなる向上が望めるカーボンFRPだったのです。結果、ウエイト着脱可能やEPスタビライザー機能などの機能性はそのままに、旧モデルより見た目も音質も向上したニューモデルの製品化と相成ったのです。

PCOCC-Aと言い、テキサリュームと言い、材料の生産終了は製品の廃盤に直結する重大事件なのですが、ピンチはチャンス。新たなマテリアルを探し出して製品に採用することで、オヤイデ製品は今年後半以降、新製品ラッシュが続くことになるでしょう。

STB-MSX/STB-HWXは6/10に全国のオーディオ店、家電量販店で発売開始です!それではアナログ愛好家の皆さん、発売までいましばし辛抱してください!

2 件のコメント:

  1. 私、旧モデルのSTB-MSを愛用しています。STB-MSXなんか、ほしくないやい!←完全な強がり!http://2001hal9000.web.fc2.com/index.html

    返信削除
  2. STB-MSのご愛用ありがとうございます!これはこれで完成されたスタビライザーなので、末永くご愛用いただければ嬉しいです。今回のSTB-MSX発売は、いわばテキサリュームの入手困難から生じたやむを得ざるリニューアルで、もしテキサリュームの供給が滞らなければモデル変更無しでずーっとSTB-MSが現行であり続けるはずだったのです。では、今後ともよろしくお願いします。

    返信削除