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2013年5月13日月曜日

2013春のヘッドホン祭りのオヤイデ電気展示ブースの模様



 昨日2013/5/11に開催された国内最大のヘッドホン展示会「2013春のヘッドホン祭り」の模様をお伝えします。オヤイデ電気は会場のスタジアムプレイス青山のメインホールB-17にブースを構え、オーディオみじんこシグネチュアモデル特売品コーナー、オヤイデブランドリケーブル展示、ソングスオーディオリケーブル展示、FiiO製品の展示を行いました。


こちらはオーディオみじんこシグネチュアモデル特売品コーナー。オヤイデの製品展開を模索する過程で私が試作したテストモデルたちです。

これは電源ケーブルのTUNAMI NIGO GPXとTUNAMI NIGO GPX-R。従来のTUNAMIGPXは黒いシースを被った3芯電源専用ケーブルTUNAMIを用いていますが、今回の即売品はスピーカーケーブル/電源ケーブル兼用の2芯ケーブルTUNAMI NIGOを用いています。NIGOの方がナチュラルで癖が少ないことから、 高域表現もより自然に延びきる傾向があり、私は好みなので作ってみました。かなり激安なのはイベント特価ということで。全て完売!

HPC-305MRは、従来のHPC-35Rのケーブル部をHPC-22WからFTVS-305に変更したステレオミニ-RCAケーブルです。HPC-35Rの低域をタイトに絞り込み、中域はフラットに、高域は銀線ならではの繊細感と広がりが感じられ、ハイスピードなモニター調の音色を特徴としています。HPC-305MMは両端ステレオミニのミニミニケーブルです。HPC-305RRは両端RCAプラグのRCAケーブルです。HPC-305MR以外は完売! HPC-305MRは1本残りましたので、欲しい方はオヤイデ電気秋葉原店にお申し付け下さい。

最近にわかに特注依頼の多いデノンAH-D7100/AH-D600用ヘッドホンケーブルたち。これらも本数限定で製作しました!FTVS-305を用いたシングルエンドタイプのヘッドホンケーブルと、HPC-24S(近日発売予定)というPCOCC-A導体を用いたバランス方式対応のヘッドホンケーブルもご用意。 AH-D7100/AH-D600はヘッドホン着脱部に3.5モノラルミニプラグを採用していて、オヤイデではこれに対応するP-3.5MSRという銀ロジウムメッキモノラルミニプラグを製品化しているので、このミニプラグをヘッドホン側プラグに装着しています。AH-D7100/AH-D600ユーザー必須のヘッドホンケーブルです。これらも完売!バランス式のHPC-AHD7100BALは即売品以外にも幾本か製作したので、近日中にオヤイデ電気秋葉原店とオンラインショップで限定販売を開始します。

こちらは オヤイデ電気ブランドで発売中のヘッドホン交換ケーブル群。現在オヤイデ電気では、各社ヘッドホンの着脱機構に合わせて、6種類をラインナップしています。

 まず、AKGのヘッドホンに多く見られるミニXLR着脱式に対応したHPC-X35。それにソニーMDR-1Rなど3.5ステレオミニプラグ着脱式に対応したHPC-35。ヘッドホンメーカーの付属純正ケーブルとの比較試聴ができるようになっています。


試聴された方は一様に純正とオヤイデ製とを聴き比べて、音の変わりように驚いていました。そう、ヘッドホンケーブルを高音質なものに交換するといままで使っていたヘッドホンが別の表情を見せてくれるのです。いまやヘッドホンリケーブル(ヘッドホン交換ケーブル)はヘッドホンユーザーの必須アイテムなのですよ!オヤイデ電気のヘッドホンケーブルはヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店、オーディオ店、フジヤエービックやイーイヤホン、オヤイデ電気秋葉原店などで購入可能です。

こちらはゼンハイザー(SENNHEIZER)のHD598等用に開発したHPC-35HD598と、シュアー(SHURE)のSRH840等用に開発したHPC-35SRHの展示。これらのヘッドホンは従来サードパーティー製のヘッドホンケーブルがほぼ皆無に等しいものでしたが、オヤイデ電気が製品化したこれら交換ケーブルによって、ようやくこれらのヘッドホンもリケーブルの恩恵に預かることができるようになりました。

HD598はホームオーディオにおいて、2万円程度の手頃な価格でゼンハイザーの高音質が体験出来き、通称「プリン」とも呼ばれるフェミニンなクリームカラーが印象的。男女を問わず愛用者の多いオープン型ヘッドホンです。しかしながら付属ケーブルが3mと長くて使いにくく、また貧弱なケーブルなので、ヘッドホンの性能を十二分に発揮できていないところがありました。HPC-35HD598によってこれらの問題は払拭されたと自負しています。HPC-35HD598はHD598以外にもHD558/HD518ならびにウルトラゾーンのSignature Pro/SignatureDJ、KRKのKNS8400/KNS6400にも対応しており、発売以来これらヘッドホンに使える唯一無二の交換ケーブルとして人気を博しています。

SRH840は上位機種のSRH940と並んでスタジオモニターの人気モデルですが、メーカー付属のカールコードが使いにくいこともあって、オヤイデ製のHPC-35SRHに交換されるユーザーが多いです。

ちなみにHD598並びにSRH840は、着脱機構に2.5ミニミニプラグを採用しているのですが、それぞれ独自のロック機構を有し、かつヘッドホンケーブルの差し込み口が狭く、さらにはピンジャックが差し込み口の奥の方にあるため、一般に流通している2.5ミニミニプラグでは差し込めず、これがいままでサードパーティ製リケーブルの登場を阻んで来た理由でした。オヤイデ電気ではそれぞれのヘッドホンのロック機構を入念に分析し、これに合わせたモールドプラグを開発し、製品化にこぎ着けたわけです。

 ゼンハイザーのHD25 1-2に対応したHPC-HD25と、HD650等に対応したHPC-35HDX

HD25 1-2は安定した音質と使い勝手、それに見た目の渋さを兼ね備えた、小型密閉型ヘッドホンの定番モデルと言える存在。会場でも多くの来場者がHD25 1-2を持ち込まれていましたが、その多くにオヤイデのHPC-HD25を装着されており、HPC-HD25の浸透力の凄さを垣間みた気がしました。

HD650は言わずと知れた、抜群の定位感と音場感を備えたオープン型ヘッドホンの定番モデルで、5万前後のオープン型ヘッドホンの最強モデルでしょう。さて、このD650に対応したHPC-35HDXは、前作のHPC-35HDから音質アップ&耐久性向上&カラーバリエーション展開(黒と銀)&価格ダウンを図ったケーブルで、気軽にHD650の音質アップと美観の向上と使い勝手の向上が図れると人気です。イベント当日の試聴体験者からも、非常に注目を集めていました。

こちらはオヤイデ電気が今春から日本総代理店を務めることになった香港はソングスオーディオのイヤホンリケーブル群。SHUREのSEシリーズ用が4種類、アルティメットイヤーズ10Pro用が4種類、ゼンハイザーのIE8/IE80用が4種類の計12品目もの壮観なラインナップ!ソングスオーディオの交換ケーブルは音色とグレード別に4種類あって、 ユニバース(Universe)、ユニバースPRO(Universe PRO)、ギャラクシー(Galaxy)、ギャラクシーPLUS(Galaxy PLUS)のラインナップとなり、それぞれ以下の特徴を有します。

Universe:銀メッキ高純度銅4芯ケーブル(左右各2本)。クリアなサウンド、量感のある音色、広い音場、ナチュラルな各帯域のバランス感と、スムースな表現を特徴とするケーブルです。サウンドクオリティの全体的な向上が見込め、特に全体の整ったバランスを求めるユーザー向き。

Universe Pro:銀メッキ高純度銅6芯ケーブル(左右各3本)。Song's-Audioの中でもトップエンドの製品の一つであり、全体的な音質とバランスの向上、またヴォーカルのエモーションの絶妙かつ卓越した表現力を特徴としたケーブルです。特に、Sennhieser IE80/8のキャラクターはそのままに、最上級のパフォーマンスと表現力を追求するユーザーに適したケーブルです。

Galaxy:銀メッキ高純度銅4芯アニール処理ケーブル(左右各2本)。コントロール能力に優れ、ダイナミックかつ、前に出てくるボイス、深いベース、広い音場を特徴とするケーブルです。サウンドクオリティは全体的に向上しますが、特に中域のヴォーカルの音質が際立ちますので、 ヴォーカルのリスニングを好み、高い質を求めるユーザーに適したケーブルとなります。

Galaxy Plus銀メッキ高純度銅6芯アニール処理ケーブル(左右各3本)。Song's-Audioの中でもトップエンドの製品の一つであり、明晰なサウンド、高音域と定位感の著しい向上を特徴とするケーブルです。また、その中音域全体の素晴らしいクオリティから、ボーカルの質感を追求しているユーザーや、分析的に楽曲を聴くモニターライクな目的にも適したケーブルとなります。


SongsAudioにも非常に高い関心が寄せられ、試聴者で賑わいました。イヤホンリケーブルの新時代を予見させるSongsAudioのイヤホン交換ケーブル。取り扱いは、オヤイデ電気秋葉原店オヤイデオンラインショップ、ならびにフジヤエービックイーイヤホンでの限定販売品となります。これらの取扱店では、現在IE8/IE80用リケーブルのみの販売ですが、今回のイベントで展示したSE用(MMCXタイプ)、10Pro用リケーブルもおいおい販売予定です。

さて、こちらはオヤイデ電気が日本総販売元を務める中国のオーディオメーカーFiiOのポタアン(PHPA)とポータブルプレーヤー(DAP)。

オヤイデブース最大の注目を集めたのが、このFiiOの携帯音楽プレーヤーX3。


混乱を避けるため事前の展示予告をあえて行わなかったにも関わらず、X3の展示に気づいた来場者が試聴のために長蛇の列。数年前から製品化がささやかれ、ヘッドファイなどのサイトで話題にもなっていたX3。中国などでは今春から発売開始されているのですが、オヤイデ電気では現在動作検証中で、製品の安定動作が確認されてからの発売となります。この手のポータブルプレーヤーは、言語表示やアルバムアートの表示や各種音源での動作検証、PCとの接続検証、ファームウェアアップデートなどなど、検証項目は多岐にわたりますので、FiiOが中国で発売開始しても、日本での発売をおいそれとすぐに開始するわけにはいかないのです。X3を待ちわびている方々、もうしばしお待ち下さいね。今回のイベントでもお使いになられた方々から多くのご意見がいただきましたので、そのリサーチ結果を元に、体制を整えた上で発売します。

こちらはFiiOの新型ポタアンE12。今年はじめのポタ研でも展示しましたが、発売時期が当初予定の4月から遅れて6月になりそうです。価格は未定ですが、たしか2万円を切る価格になるはずです。DAC機能を有さない純粋なアナログアンプで、FiiOの製品の中では大きめのポタアンですが、厚みが薄いのでiPodやiPhoneと重ねてちょうど同じくらいの大きさになるので、意外と収まりが良いです。E12はオペアンプ固定型のタイプと、オペアンプ交換可能タイプの2種類がラインナップ予定。オヤイデ電気ではオペアンプ固定型の取り扱いは確定しているのですが、オペアンプ交換型の取り扱いについては、オペアンプの交換時に機器の内部をユーザーが開けて触ることになるため、オペアンプの取付けミスや破損や相性問題が予想され、保証問題やサポートの有無を含めて、発売の可否を慎重に検討中です。

こちらはFiiOのポタアンE17E07K。E17は昨年発売のFiiOの最上位ポタアンでDAC機能を有しています。E07Kは今年のニューモデルで、E7(生産終了)の後継機種で、こちらもDAC機能を有しています。E17はUSB入力以外にも、丸TOSによる光リンク入力、および3.5モノラルミニによる75Ω同軸デジタル入力を備えています。先に紹介したX3は丸TOSによる光リンク出力、および3.5モノラルミニによる75Ω同軸デジタル出力を備えているため、X3とE17を光ケーブルまたは同軸デジタルケーブルで接続可能です。光ケーブルとしては両端丸TOSリンクのL12およびL12Sが発売済みで、これを用いればよろしいかと思います。両端3.5モノラルミニ75Ω同軸デジタルについては、すでに私が試作ケーブルを作りましたので、X3の発売に合わせてこれを発売しようと考えています。

以上、2013春のヘッドホン祭りのオヤイデ電気展示ブースの模様でした。




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