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2012年9月28日金曜日

「BR-201DTサンダー」がやってきた!

 オーディオみじんこ自宅オーディオシステムに新型スピーカーを導入しました!お!これはどこかで見た事あるスピーカーだな、とお気づきの方は、かなりの自作スピーカーマニアです。そう、このスピーカーはオーディオ評論家の炭山アキラさん作の「BR-201DTサンダー」と呼ばれるスピーカーで、2002年秋号のオーディオベーシック誌に 製作記事が発表されました。このスピーカーは同誌での発表後、2005年1月に開催されたオーディオ各誌共催のスピーカーチャリティオークションに出品。当時のオルトフォンジャパン社長の前園さんと私がじゃんけんして、前園さんが勝ってご購入されました。

前園さんはその後、かの有名なゾノトーンブランド(前園サウンドラボ)を2007年に立ち上げられました。私はその後、2008年にオヤイデ電気に入社し、現在に至るわけです。

サンダーとの出会いから7年経過した2012年8月、たまたま某出版社で前園さんとお会いした折に、このスピーカーの話題になり、前園サウンドラボにて休眠状態にあったこのスピーカーを、私が譲りうけることになったのです。

そうそう、サンダーには炭山さんバージョンの他に、エンクロージュアの違いでユニットとネットワーク構成を同じくした、フォステクスの故佐藤晴重さん製作の「サンダー師匠バージョン」の2種類が存在しまして、ともに雑誌に掲載されました。2003年ごろだったかに秋葉原のラジオ会館で開催されたフォステクスの自作スピーカー試聴会にて、「サンダー師匠バージョン」を試聴したことがあり、そのすさまじいまでの音の破壊力に、度肝を抜かれた記憶があります。

で、オーディオ仲間に助っ人をお願いし、仲間の車を借りて、中野にある前園サウンドラボから、三鷹にある我が家へサンダーを運びました。さて、ここで問題が。サンダーにはネットワークが付属してなかったので、別途ネットワークを組む必要が出てきたのです。当時の雑誌を読み返すと、FW208Nはシリーズ接続の16Ωで、コイルは9mH。FW168HPはネットワーク無しのフルレンジ駆動です。FT28Dは1.5マイクロFのシンプルなハイパスフィルターとなっています。

問題はウーハー側のコイルで、9mHもの大容量コイルは、トリテックが消滅した今、現存品がなかなか無いのです。そこで炭山さんに相談したところ、コイズミ無線に同社オリジナルのLP66-22という3タップ式・オリジナルコイルがあるとのことで、それを使う事にしました。LP66-22は12/18/22mHの3段階切換可能なコイルで、炭山さん推奨は12mHか18mHでしたので、今週末にでもこの値でネットワークを組む予定です。

現在、アンプは、プリにシーメンス(Siemens)のW291VSTD で、パワーにラックスマンのMQ-88を使用しています。アルテックの350Aは、オヤイデ電気秋葉原店の常連さんの川東さんが立ち上げたビンテージオーディオショップ「クラシックオーディオ」に引き取ってもらいました。

デジタル音源には現在のところMacbookProを使用し、Rosetta200でD/A変換しています。ところが最近、FireWire経由でRosetta200がMacbookProに認識されにくくなるという不具合が発生。コネクター部の破損か、ソフトウェア上の問題なのか、現時点では不明。接続してすぐはロゼッタが認識されて音が出るものの、数分後に突然音が出なくなり、以後何をやってもFireWire入出力の「Option」LEDランプが点滅しっぱなしで、マックにロゼッタが認識されないのです。X-FireWireカード用ドライバーも入れなおしてみたりしたものの駄目。はてさて困ったものだ。

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