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2012年1月27日金曜日

i Pod/i Phone/i pad用ドックコネクター自作キットのハンダ付け詳細!


2011年10月の発売以来、1,000個以上売れているi Pod/i Phone/i pad用ドックコネクター自作キット
値段が525円と安いのも魅力ですが、もっと魅力的なのは工作しやすいこと。

従来、電子パーツ店などで売られていたiPod Dockコネクタは、以下の4点において、一般向けではありませんでした。
1.ピンがフル装備されていて、隣接するピン同士のショートを避けるため、不必要なピンを引き抜く手間があること。
2.安定した動作をさせるために、特定のピンに抵抗を取り付けるのですが、その抵抗を別途購入しなければならない。
3.ピンと配線とのハンダ付けは、直接行わなければならず、極小のピンへのハンダ付けが難しい。
4.説明書がないので、自分で資料を探さねばならない。

一方、オヤイデ電気が売っているi Pod/i Phone/i pad用ドックコネクター自作キットは、その4点全てを克服しています。
1.アナログライン出力用のみのコネクタに特化。そのため、アナログライン出力用に必要な7極のピンのみ装備していて、それ以外のピンは付いていない。
2.抵抗が付属。必要なのは1つなのですが、紛失した時を考慮して、予備が2つ付いてきます。
3.ハンダ付けをしやすくする基板が付属。
4.説明書が付いているので、その通りにやればできる。

ただ、初回版の説明書は、解説が不十分で分かりにくく、12月以降のロットは解説を分かりやすくした改訂版に差替え。この改訂版のiPodドックコネクターキットの説明書は以前のみじんこブログでも公開しました。

しかしながら、この改訂版の説明書においても、写真がややピンボケで、しかも写真が小さく、いまいちわかりにくいのも事実で、このブログのコメントでも、不鮮明で分かりにくいとのご指摘をいただきました。


そこで、以下に新たに撮りなおした写真を掲載します。工作のご参考になれば幸いです。


配線状況がよく分かる様に、右チャンネルのプラス線を赤、左社ンネルのプラス線を青、左右共通のマイナス線(グランド線)を緑にしました。

この作例において、3.5ミニプラグは、オヤイデ電気の金メッキミニプラグP-3.5Gのケーブル引出口φ4mmバージョンを使用。P-3.5Gのケーブル引出口φ4mmバージョンは、基本的にオヤイデ電気直営店のみの販売品なのですが、例外的に千石電商およびイーイヤホンでも扱っています。ちなみに、一般に全国流通しているP3.5Gは、汎用性を考慮して、ケーブル引出口がφ6と大きめにしています。

ケーブルはオヤイデ電気で売られている,潤工社の純フロン被覆銀メッキ12/0.18(0.3sq)撚線を使用しました(メーカーのカタログ型番はAF04B060)。この配線材は赤・黒・青・黄・緑・透明と、多くの色が揃っているので、自分の好きな色をチョイスでき、好みに応じてカラフルなケーブルを仕立てる事ができます。しかも273円/mと安い!

この配線材はオーディオ向けに作られたものではないのですが、音質も意外といいですよ。というのも、被覆は高級オーディオケーブルで用いられるフッ素樹脂。導体が銀メッキされているので、やはりこの点でも高域の延びや音場の展開に優位。おっと、自分だけの秘密にしていた線材をばらしてしまいました。この配線材、オヤイデ電気の秋葉原店の店奥の天井に、ボビン巻きでぶら下がっています。


さて、これがiPod Dockコネクタキットの基板上のハンダ付けの状況です。


ついでなのでミニプラグ側のハンダ付けの様子です。なお、ミニプラグの外部電極の配置には決まりがあり、先端が左チャンネルのプラス、次が右チャンネルのプラス、付け根側が左右共通のマイナスとなります。一方、ミニプラグの内部電極の配置は、メーカーごと、製品ごと、ストレート型か、L型かによっても異なります。特にオヤイデのP3.5Gおよび P3.5SRといったストレートプラグの場合は、一般的な他社製ミニプラグと、右と左のプラスの内部電極の並びが異なりますので、上記のハンダ付けは、あ くまでオヤイデ電気製のストレート型ミニプラグということで、ご注意ください。


では、いままでドックtoミニケーブルの自作、難しそうだと二の足を踏んでいた方も、これを参考にぜひチャレンジしてみてくださいね。




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