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2011年4月6日水曜日

みじんこ流 P-3.5SRのハンダ付け手順


先日のみじんこブログで2.5ミニミニプラグP-2.5SR+HPC-22W+3.5ミニプラグP3.5SRのヘッドホンケーブル試聴モニター募集をしました。これはまだ引き続きモニター募集中なのですが、このケーブルの製作過程を写真に収めていたので、ちょっと公開します。P-3.5SRやP-3.5Gを使ってケーブル自作しようとしている方の参考になるでしょう。ただしこれからご紹介する端末処理方法はみじんこ流で、これが万人にとって絶対にベストな方法かはわかりません。


作例に使うのはP-3.5SR。ケーブルにはHPC-22Wを使います。


端末処理前に予めケーブルにカバーを通しておきます。


ケーブル端末から8mmのところで外装シースを取り除き、シールドを放射状に広げ、綿糸介在を切除して、広げたシールド線を1本に撚り合わせる。青い線はそのまま残し、白い線とシールド線は4mmにまで切り詰める。この作例では、青い線を右チャンネルのプラス、白い線を左チャンネルのプラスにします。シールドは右左チャンネルのマイナスです。


青い線と白い線の先端から2mmの絶縁材を取り除き、各々の導体を露出させる。そして、予備ハンダとして、シールドと青い線と白い線の導体にハンダを浸み込ませる。


P-3.5SRの本体をバイスに固定し、金具の先端あたりに予備ハンダとしてハンダを適量盛り付ける。


シールド線と金具の予備ハンダした部分とを重ね合わせてから、ハンダコテを数秒当てて、両者をハンダで溶着する。


ハンダがある程度冷えたら、ケーブルを押し倒す。すなわち、シールド線は180度折り返されるわけです。
そして、ラジオペンチなどで金具の爪を締め上げて、ケーブルとプラグをカシメる。


白い線の先端とTip(左プラス)とを重ね、そこにハンダコテを当て、2秒程度経ったらハンダを少しあてがって、すぐにハンダコテを離し、両者をハンダで溶着する。あまりモタモタしているとプラグの絶縁樹脂が過度に溶解し、ショートの原因になるので、瞬間的にかなり素早くハンダ付けしましょう!導体が電極とうまく重ならないようなら、ピンセットや細いドライバー、カッターの刃先など、細い棒のようなもので導体を押さえつつ、ハンダ付けしましょう。


青い線の先端とRing(右プラス)とを重ね、ハンダコテを当ててハンダを溶かし、両者をハンダで溶着する。こちらのハンダ付けも先ほどのハンダ付けと同様に、素早く行いましょう。P-3.5SRのハンダ付けには、思い切りと手早さが重要です!

あとはカバーを閉じればOK!
では、皆さんレッツチャレンジ!近々、このハンダ工作の動画バージョンも公開したいと思います。

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