このブログを検索

2010年7月13日火曜日

オヤイデ電気 PCオーディオ試聴会のご報告


先日2010年7月11日、ケーブル自作講習会の後に秋葉原の同じ会場で行われた、オヤイデ電気主催のPCオーディオ試聴会の模様をご報告します。すいません、すっかりUPが遅くなってしまいまして。


試聴会ではご覧の通り予想を超える40名以上の方々がご来場されました。当初、20名くらいと踏んでいたもので、来場者が増える毎、椅子をどんどん継ぎ足していったもので、試聴会場がずいぶんと後ろに延びました。後席の方々は、なかなかベストな状態で聴けなかったかも知れませんが、楽しんでいただけたでしょうか。


さて、使用した機材はこちら。

パソコン:パナソニック製 タフブック(TOUGHBOOK)CF-30KW1AAS
工事現場や戦場で使用される、とても頑丈な業務用のノートパソコンです。値段は36万円程度とかなり高額です。筺体が頑丈なのが功を奏してか、PCオーディオに転用した場合、音質最強と言われています。一般のパソコンショップでは見かけないノートパソコンですが、検索するとネット販売しているショップがけっこうあります。

外付けハードディスク:メーカー不詳
テーブル天板下の白い物体。特に特殊なものではないようです。この中に音楽データが収納され、パソコンとUSBケーブルで繫がれています。

外付けCDドライブ:プレクスター製 PREMIUM2U
音の良いCDドライブとして有名で、高音質になる様々な工夫が施されたドライブです。内蔵型もあります。パソコンとUSBケーブルで繫がれています。

オーディオインターフェース:RME製 FIREFACE-UC
USB入力が出来き、高精度クロック搭載、豊富な入出力、なにしろ低価格で音が抜群に良いという、2009年発売のオーディオインターフェース新製品。パソコンから送られる音楽データをUSBケーブル経由にて受け取り、この機材でDA変換します。

以上はRMEの日本法人、シンタックスジャパンさんの持ち込み機材です。

ユニバーサルプレーヤー:エソテリック製 DV-50
2002年発売のユニバーサルプレーヤーで、発売当時の定価は525,000円でした。今回はPCオーディオとの比較試聴用に用意しました。会社の試聴室の備品。

プリアンプ:CHORD製 CPA-4000
英国アンプメーカーの大御所であるコード社の製品で、発売当時の定価は1,735,500円。アンバラ・バランスともに入出力が豊富。今回は、フロントスピーカーに対する入力切り替え・音量調整用に使用しました。会社の試聴室の備品。FIREFACE-UCからの信号をTRS Phone-XLRケーブル(オヤイデNEO製PA-02TXM)で 受けています。

パワーアンプ:MARANTZ PRO製 PA02
鈴木哲氏設計のハイスピード系アンプとして有名なボリューム付きパワーアンプです。このアンプはみじんこの私物。今回はリアスピーカーの音量調整に使用しました。FIREFACE-UCからの信号をTRS Phone-XLRケーブル(オヤイデNEO製PA-02TXM)で受けています。



FIREFACE-UCのアップ。FIREFACE-UCは本来、レコーディングスタジオ向けの機器ですが、USB-DACの代用に好適で、PCオーディオ用途として爆発的に普及しつつあります。なんせ、ヨドバシカメラ秋葉原のPCオーディオコーナーやダイナミックオーディオサウンドハウス5階など、オーディオ関連のお店でも見かけるようになりました。そして、 USB-DAC以上の高機能を誇ることから、後述する様々な使いこなしができます。


FIREFACE-UCの背面。TRSフォーンジャックやら、USBポート、外部クロック入出力ジャック(BNC)やら、デジタル同軸入出力ジャック(SPDIF)やらが、所狭しと装備されています。白いケーブルはオヤイデNEOのd+USB ClassS。ピンク色のケーブルはTRS Phone-XLRケーブル(オヤイデNEO製PA-02TXM)で、1系統はフロント用アンプへ、もう1系統はリア用アンプへ接続されています。

私たちオーディオマニアが普段接しているオーディオ機器とは、ずいぶん勝手が違いそうな入出力系で、特にTRS PHONEジャック(電極が3つあるフォーンジャック)は、ヘッドホンケーブルを差し込む以外には、馴染みの薄いジャックです。これがPCオーディオに「オーディオインターフェース」と呼ばれる業務用機器を導入する際、どうやって既存のオーディオ機器と接続したらいいのやらと、大いに疑問を感じる点だろうと思います。しかし、このTRS PHONEジャック、実はオーディオでも普段見慣れているXLRバランスジャックと機能的には同じもので、TRS-XLR(オス)変換プラグ(例:トモカ製12-3P)をPHONEジャックに差し込めば、そこがXLR出力ジャックになり、オーディオのバランスケーブルを接続可能。また、TS-RCA変換プラグ(例:トモカ製2P-RCAJ)をPHONEジャックに差せばRCAジャックになり、オーディオ用のRCAケーブルを使用できます。ただし、FIREFACEの場合、PHONEジャック同士が近接しているため、TRS-XLR変換プラグを隣同士に連続しての2個差しができません。

一方、先にも紹介したとおり、一方端にTRSフォーンプラグ、他方端にXLRプラグを備えたPA-02TXMのようなケーブルを使えば、変換プラグ無しでオーディオインターフェースとアンプとをバランス接続できますし、PA-02DJ RMPという一方端にTRSフォーンプラグ、他方端にRCAプラグを備えたケーブルを使えば、RCA入力を備えたアンプにも接続可能となります。

なお今夏には、シンタックスジャパンとオヤイデ電気のコラボレーション「TRSフォーン-RCAケーブル」なども発売予定で、近いうち製品詳細をアナウンス出来ると思います。


PLEXTORのプレミアム2U背面。オヤイデNEOのUSB ClassAがささってます。わたし個人的には、オヤイデのd+USBシリーズの中で、このClassAが一番気に入ってます。オヤイデのPA-02というケーブルに良く似た、とてもハイスピードで抜けの良い、ストレートな音色が魅力です。製品開発時の試聴やこういう試聴会などで改めて感じますが、USBケーブルで音が変わるというのは本当です。

プレミアムが如何にオーディオ用途に特化されたドライブであるかは、共同通信社から今春発刊されたPCオーディオFan2に詳しく紹介されていますので、興味のある方はぜひ手にとってお読みください。ちなみに、プレミアムはPC自作に強いパソコンショップなどで普通に陳列販売されていまして、秋葉原ならT-ZONE秋葉原で山積みされてま す。なんせ、このプレミアム、2万円を切る低価格で高級CDプレーヤーより音がよい場合があるというのだから、オーディオマニアとしては妬ましいやら、悩ましいやら、試してみたいやら。見た目がもう少し良ければオーディオ機器と一緒に並べてもいいんでしょうが、ま、なんせパソコンの周辺機器ですからね。がんばる人は筺体を自作するなり、見た目のよい何かを貼り付けるなりすればいいかも。安いから2台買って、筺体を換えたドライブとオリジナルとの比較試聴とかもできちゃいそう。あぁ、思いっきり横道に逸れた話になってしまった。


試聴スピーカーは、フロントに米国のKRKのV8というパワードスピーカーを使用しました。ケブラーコーンの8inch(20cm)ウーハーを搭載。見た目通りけっこうパワフルに鳴ります。すでにシリーズ2を経て絶版になったモデルですが、発売当時の実売価格は20万円ペア程度だったようです。

オーディオ業界では認知度が薄いKRKですが、プライベートスタジオなどでよく使用されているスタジオモニターを主力としたスピーカーメーカーです。KRKのCEOが来日した模様がロックオンカンパニーのサイトに紹介されています。ちなみにこのスピーカーも会社の備品です。


これは試聴会前のリハーサルの様子。リアスピーカーには、フォステクスのG1300を使用。これはオーディオマニアの知名度が高いスピーカーで、たしかペア30万くらいだったでしょうか。スタンドはアコースティックリバイブ製の(背丈を高くした)特注スタンドです。G1300とスタンドとの間にはINS-CF、スタンドのスパイク受けにはINS-SPINS-BSに嵌めこんで使用しています。


試聴会の始りは、シンタックスジャパンの村井社長によるプロの現場でのデジタル録音の現状など、すでに録音段階では192kHz/24bitや96kHz/24bitで録音されている現状をお話しいただきました。また、CDとしてディスク化する段階でやむを得なく44.1kHz/16bitにダウンコンバートさせていることなど、プロの現場に精通している村井社長ならではのお話が聞けました。

その後、ビートルズのCD(DV-50で再生)とUSBメモリーで限定販売されたデータをタフブックに取り込んだ音楽データとの比較試聴を行いました。すなわち、CDの44.1kHz/16bit収録データと、HDに収納された44.1kHz/24bitとのビットの違い、メディアの違い対決です。CDはごく聴き慣れたバランスの良い音色で、パソコンからの再生はクリアーかつ元気のよい鳴りっぷりで、少なくともパソコンがユニバーサルプレーヤーに劣っているという感じは見受けられず、試聴後に複数人に聞いたところPCでの再生の方が、鮮度が高かったという意見が多かったです。私はパソコンでの再生のときに、少しノイズが混じっているようにも聞こえたのですが、正面で聴いていた他の感想では、ノイズは感じられなかったということです。なお、プレクスターのプレミアムでも鳴らしたかったのですが、時間の都合で割愛。


ついで、シンタックスジャパンの伊藤氏による、PCオーディオの概要と、音楽再生ソフトの代表例の説明がありました。これは音質がよいと言われているFoobar2000という再生ソフト。この再生ソフトによる音質差というのがけっこうあるらしく、手頃なのは一般に知られているiTunesやウインドウズメディアプレーヤーで、さらに上を目指すならFoobar2000や後述のCubaseなどの再生ソフトがよいそうです。


Cubaseというソフトは、スタインバーグという音楽ソフトウェアメーカーが開発した音楽制作ソフト。これも音質がよいのでお勧めとのことですが、はたしてPCオーディオで音楽を再生するだけの用途に用いるのは、もったいないやら、如何にも複雑そうな操作画面をどういじればいいのやら。使うのには気合いが必要かもしれません。


ついで、伊藤氏からRMEのFireFace-UCについて、各ポートの説明やFireFace-UCの独自性、他のオーディオインターフェースに対する優位性について説明がありました。


FireFace-UCを含めたRMEのFireFaceシリーズが、他のオーディオインターフェースに対して圧倒的な優位性を誇るのは、ステディクロックと呼ばれる、水晶発振器をソフトウェア制御する内蔵クロック機能だそうです。ゆえに、FireFaceは、オーディオインターフェースとしてのみならず、他の機器にクロックを送信するクロックジェネレーターとしても能力を発揮するそうです。上画面は、ステディクロックを用いた際のジッター除去性能について解説しているところです。

従来、オーディオ用クロックジェネレーターでは、エソテリックG-0に代表されるように、何十万から百万を超えるような高額製品が台頭していましたが、FireFaceではこれに勝るとも劣らないクロック精度が、十万円ちょっとで手に入るという利点があるとも言ってました。

ついで、2Lという音楽データ配信サイトのダウンロードデータの中で、FLACという形式でファイル化された96kHz/24bitのハイレゾ音源(高解像度音源)の5.1ch音楽ソフトをパソコンによる再生で聴きました。フロントとリアからの再生音が会場を包み込み、よもやこれがパソコンを再生機器に使っているとは思えないような生々しい再生音で、これはPCオーディオやってみると面白そうだな、と思わせるものがありました。

ちなみに、2Lからダウンロードした5.1チャンネル分の音声データは、ファイヤーフェースで4チャンネルにミックスダウンされて再生されました。その理由は後述します。

なお、2Lは商業サイトのため、基本的には有料の音楽データ配信を行っている会社ですが、一部お試し版的に無料の音楽データも公開、自由にダウンロードできるそうです。


これはFIREFACEに標準添付されてくるDIGICheckという音声データの操作アプリケーションを使って、5.1chの音楽や映画の信号を4chにミックスダウンする方法について説明している様子。

このように、5.1チャンネル以上の信号を4chにミックスダウンさせてやることで、センタースピーカーやサブウーハーといった大掛かりなサラウンドシステムを用意することなく、既存のステレオシステムに、リアスピーカーを1組付け加えるだけでサラウンド再生が可能になるというものです。そして、村井社長より、ハリウッドなどの映画を観るときにはたしかにセンタースピーカーから人の台詞が聞こえてくるので、センタースピーカーを置く意義はあるとは思いますが、こと音楽再生に関してはセンタースピーカーは必要ありません、と言った趣旨の説明がありました。では、もともと5.1チャンネルデータに含まれていたセンターとサブウーハーの音声データはどこへミックスされたかと言うと、フロントの2本のスピーカーに振り分けられているそうです。そして、その振り分け作業をソフトウエア上でおこなうのが、先述したDIGICheckというソフトです。なお、当日、この振り分け作業を具体的にどう操作するかというマニュアルをシンタックスさんが配布されました。、このマニュアルの内容、オーディオマニアには聴き慣れない用語も見受けられ、パソコンの扱いに不慣れな方にとっては、少し難しい内容かもしれませんが、このマニュアルを元にあちこちいじってみれば、なんとかミックスダウンはできそうな気はしました。


さて、お次はオヤイデ電気の傍嶋によるオヤイデNEOのUSBケーブル試聴。他社ケーブルとして、ゾノトーン、ワイヤーワールドとの聴き比べも行いまして、汎用USBケーブルを含め計6種類の比較試聴となりました。やはり汎用品は音もそれなり、圧倒的にd+USBが高音質です。その後、所用で私は会場を離れていたので、この場での試聴は聞いてないのですが、リハーサルや社内の試聴会の印象をまとめてみます。


汎用USBケーブル
たぶん数百円でパソコンショップで普通に売られているもの。フェライトコアが搭載されているから、多少はノイズなどに気を使ったもののよう。メーカー不詳。音は平坦で、定位も後述のオーディオ用に比して甘く、繊細さに欠け、高域がキンキンとがさついている。解像度のいまいちな印象。ただ、このケーブルだけを聴いていれば、PCオーディオもけっこう高音質なんだなぁと、納得もできそうな気もする。

オヤイデ電気NEO USB Class B
すっきり爽やかな印象で繊細。アコースティック系に合いそう。このケーブルは実売3000円程度だが、汎用品よりは明らかに解像度が上で、優位に立つ。

オヤイデ電気NEO USB Class A
ストレートで押し出しが強く、輪郭鮮明。ロック、ポップス、ジャズなどを歯切れよく聴きたいときに合いそう。

オヤイデ電気NEO USB Class S
レンジの広さを感じさせ、繊細で奥行き感が秀逸。レスポンスに余裕がある。がさつきが皆無。ジャンル選ばずだが、特に大編成クラシックなど再生の難しい音源に真価を発揮するものと思われる。

ゾノトーン 6N・USB-Grandio2.0
面白いのが、やはりゾノトーンの音がするということ。高域が少し華やぎ、音場感に長けた鳴り方。やはり導体の構成がUSBケーブルにおいても音質に表れてくるということかな。迫力やダイナミックさを狙うケーブルではない。

ワイヤーワールド STARLIGHT2.0
素直で整然とした、これもワイヤーワールドの血が感じられる音色。やや骨細系。

こんな感じでUSBケーブルの試聴は終わりました。この他にも幾つかのジャズやクラシックのハイレゾ音源を聴きまして、さらに最後に番外編として、先週村井社長と伊藤氏がスタジオでFireFaceや各種高音質マイクで生録したという音源を聴かせましょうというところで、パソコンがフリーズ。データを収納していた外付けHDを認識しなくなり、復旧できずに会は終了。このマスタリング前の生録データは、またいつか機会があったら皆さんにお聞かせしたいものです。実は私、シンタックスジャパンの社内スタジオで、この音源を事前に聴きました。リアル・・・の一言に尽きます。




これは試聴会が終わった直後の様子。皆さん一斉に機材の置いてある方へ。村井社長や伊藤氏は質問攻めに。実際、FireFaceを使っているという方や、今日の試聴会でFireFace購入を決めたという方、その他諸々、試聴会の後も盛り上がってました。


さて、こちらは試聴会場に設けられた、オヤイデ電気の新製品展示。PCオーディオとは対極に位置するようなアイテム、ターンテーブルシートMJ-12やらスタビライザーSTB-MSなども自由に触れるように展示しました。もちろん、今回の試聴会の目玉だったd+USBシリーズや、今回試聴はしなかったものの、やはりPCオーディオやレコーディングスタジオで人気のd+FIREWIREケーブル、BlackMmba-シグマなどの電源ケーブルも陳列。

最後に、私なりにPCオーディオに思うこと。

PCオーディオの醍醐味は、膨大な音楽データを自在に呼び出し再生できるという音楽ライブラリー的な側面がまず一つ。

さらに、今回試したように、オーディオインターフェースを活用して、手軽かつ自由度の高いマルチチャンネル再生が可能なこと。ただ、この点に関しては、マルチチャンネル音源が普及しないと、本格的な動きにはなりにくいかもと思いました。AVアンプの音質には不満だし、大掛かりな5.1チャンネルスピーカーは配置できないが、ハイレゾマルチチャンネル音源を鳴らしてみたいというオーディオマニアには好適かもしれません。手軽にマルチチャンネルというのは、今回の試聴会のように、既存のステレオに、もう一組最も手軽なのはパワードスピーカー(アンプ内蔵スピーカー、アクティブスピーカーとも呼ばれる)を1組追加して、センター、サブウーハーを排除した4ch再生に徹することです。(ただし、今回の試聴会システムは、機材の都合上、フロントがパワード、リアが通常のパッシブスピーカーでした。)

そして、PCオーディオ最大の利点は、従来のCD音質の限界であった44.1kHz/16bitを数倍上回る音楽データである96kHz/24bitや 192kHz/24bitなどのハイレゾリューション音源(HD音源とも呼ばれる)を扱えるという点、すなわちCDより音が良いという点にあるのでしょう。ただ、96kHz/24bitや192kHz/24bitであ れば、上限192kHzまでのサンプリング周波数を収容可能なSACDディスクでも同様のこと。

では、PCならではの音質上のメリットは何だろう。よく言われているのが、次のような仮説。光ディス クからのデータ読み取り時ではエラー補正が頻発し、必ずしもディスクのデータが完全に再生されているわけではない。すなわち、光ディスクドライブの機構上の限界。一方、ハード ディスクやSSDやUSBメモリーなどに収納された音楽データを再生する際は、従来の光ディスクで問題となるエラー訂正とは無縁らしく、したがって光ディスクより音質が上であるというのが、よく耳にする仮説。そう、あくまで仮説。

他にも、PCでの再生ではデータの 扱い上、ジッターが発生しにくいとか、理屈はよくわからないのですが、そういう話も見聞きします。これらPCの音質上の優位点、そしてオーディオマニア間 でも一部騒がれている「iPodは、うまくすればハイエンドCDプレーヤーより音が良い」という話について、かなりまじめに、しかもわかりやすく説明され ている本が、つい先日リットーミュージックから発売されました。

それは「iPod ではじめる快感オーディオ術 CDを超えた再生クォリティを楽しもう!」という題名の本。著者は、月間ステレオなどを中心に、オーディオライター をやっておられる鈴木裕さんです。この書籍によると、従来のCDも、普通にCDプレーヤーで再生するより、パソコンにリッピングして、そのリッピングした音楽データをパソコンやiPodで再生し、良質なDACでDA変換した方が、うまくすればハイエンドCDプレーヤーより音が良いということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿