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2010年6月26日土曜日

新型Mac mini発売!究極のトランスポートになりえるか


先週末、ヨドバシカメラ吉祥寺店に遊びに行きました。


お目当ては2010/6/15にさりげなく発売された新型Macmini(MC270J/A)。世はiPad現象やiPhone4で沸き立って、iPadやiPhone4の展示コーナーにはわんさか人がいるのに、新型Macminiはほとんど見向きもされてません。けど、この新型Mac mini、恐るべし可能性を秘めている感じがします。価格は69,800円。サーバーモデルは99,800円。


W19.7、D19.7、H3.6のコンパクトなアルミボディで、アップルらしいミニマルなデザインです。以前のMacminiより格段にデザイン性が高まっていますね。ナシ地の強めなアルマイト仕上げは、MacBookProと同じ質感で、好感触です。


前面にはDVDディスクスロットと電源のインジケーターのみが設けられています。持ってみると、かなり熱くなっています。


Macminiの裏面。こちらの Appleのサイトを見ていただければわかるとおり、黒い丸型の蓋は簡単に手で開けられるようになっています。蓋を開けるとメモリースロットがあ るので、簡単にメモリー増設が行えるわけです。ただ、ハードディスクの増設は簡単にはできなさそうです。

裏面の銀色の部分は、アールが付いており、すなわち平面ではありません。なので、もしインシュレーターを底面にかますなら、黒い蓋部分に設置することになるでしょう。もっとも、どこかのメーカーがこの曲面にも対応できるインシュレーターなり、袴のようなものを製品化しそうな気はします。


背面にはUSBx4、FireWire800x1、LANx1、電源ケーブルインレット(IEC60320C7規格、通称メガネ型インレット)、SDカードスロットも1つ設けられています。そして映像出力にMini DisplayPortのみならず、HDMIポートを備えているのが特徴です。各種ポートの下側には、細いスリットが設けられ、ここが排気口になっています。

新型Macminiはメガネケーブルによる電源供給方式になっていることから、旧型のACアダプタ駆動ではなく、このコンパクトな筺体に内蔵されているスイッチング電源によってAC-DC変換を行っています。

かさばるアダプタはさよなら、とアップルのサイトには書かれていますが、よくぞこの小さな筺体に電源を内蔵できたと思う。反面、いままで外付けハードディスクなどではよく、電源を外付け方式のACアダプタにしたことで、本体を小型化できたとか、そういうのを売りにしていたメーカーもあったような。ま、ものは言い様だということで。電源を本体に内蔵したということは、オーディオ的な観点から言うと、電源ノイズが信号経路に悪影響を及ぼしやすいのではと思うのですが、こればかりはつかってみないとわからないですね。

いずれにしても、この新型Macmini、コンパクトかつ剛性の高い筺体、ほとんど無音に近い静音動作、ノイズの少ないであろう2.5インチハードディスク搭載、ノイズ源となりうるモニター画面と距離を離すことができること(ノートパソコンではなく、デスクトップなので当たり前ですが)、必要十分な入出力ポート数などから、PCオーディオをやる際のメディアサーバーとして、とても可能性がありそうな気がします。

おそらく目敏いPCオーディオマニアは、この新型Macminiに注目しているのではないかと思いますし、近いうちPCオーディオへの導入レポートをホー ムページで公開される方々も出てくるでしょう。

HDをSSDに変更すれば、放熱とノイズも少なくなるでしょうし、そうなればメディアサーバーとしてより理想的だと思われます。また、電源ケーブルをグレードの高いものに交換してやるとか、底面にインシュレーターやオーディオボードをかますとか、その他諸々のチューンナップを行う余地はあります。問題はメガネ型電源ケーブルの選択肢が少ないことです。現在、音質に配慮されたオーディオ向けのメガネ型電源ケーブルを発売しているのは、オヤイデ電気(PA-22ZX)、ゾノトーン、フルテック、オーディオテクニカくらいだったと思います。

ところで、フルテックから、オーディオ向けの世界初メガネ型コネクターFI-8Nが6月初旬に発売されましたが、これは形状が大きすぎて、おそらく電源インレットに近接しているLANポートを塞いでしまうのではないかと思われます。もっとも、有線LANを使用しなければ、このコネクターで電源ケーブルを自作するのは、大いに有効と思われます。

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